3/16(土) 鍵盤で、踊る。演奏曲目から。
◆スペイン舞曲(Danse Espanole) / ファリャ (Falla, Manuel/1876-1946)
ピアニストであり作曲家であったファリャの代表的作品といえばやはり、バレエ音楽『恋は魔術師』や『三角帽子』だろう。スペイン民族主義と印象主義を融合させた作風で、リムスキー=コルサコフの交響的色彩の影響を受けている。
スペイン舞曲は歌劇『はかなき人生』から2曲まとめられたもので、フリッツ・クライスラーによるヴァイオリンとピアノのための編曲を代表に、さまざまな編成で演奏されている。オペラ上演の機会には乏しいが、ファリャの色彩を濃く感じられる名曲である。
◆歌劇『はかなき人生(La vida breve)』
カルロス・フェルナンデス・シャウ台本、全2幕の歌劇である。1913年、ニースのカジノ劇場で初演された。ジプシーの娘サリーとスペイン人の青年パコとの悲恋物語で、筋書きには魅力よりも社会問題が内包されている。
愛を誓ったはずの二人だったが、パコはサリーを裏切って、同じスペイン人の女性と結婚する。スペイン舞曲第1番はその婚礼の場面であり、フラメンコ風の華やかさのなかに、サリーの哀傷を鮮烈に描く。
◆ヴァイオリンによる演奏(YouTube引用)
◆チケットご予約好評受付中 3/16(Sat.) 鍵盤で、踊る。
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