◆16のワルツ(16 Walzer) Op.39 / ヨハネス・ブラームス(Johannes Brahms/1833-1897)
ブラームスは、ルネサンスから古典派の音楽、また教会音楽や民謡など、同時代までの様々な音楽を研究し、伝統的手法を基礎に、新たな音楽世界を築いた作曲家である。
自身もピアノの名手であり、室内楽曲のピアノパートなどは自ら演奏する前提で書かれたと言われる。
『16のワルツ』は、「ワルツ王」シュトラウスが活躍している最中のウィーンで書かれた。
当時ワルツは踊るための音楽として流行していたが、ブラームスはワルツに独自の音楽世界を表現した。
◆「愛のワルツ」と『愛の歌』
『16のワルツ』は連弾として書かれたあと、独奏や2台4手のために編曲されている。
とくに有名な曲は、15番 変イ長調で、「愛のワルツ」とも呼ばれる。親しみやすいメロディーのためか、様々な映像作品やCMにも使われている。
似たタイトルの曲集に『愛の歌』がある。
こちらは『16のワルツ』のあとに作曲された、四重唱と連弾のためのワルツ集である。のちに連弾のみで演奏できるように編曲されている。
◆ピアノ連弾による演奏(YouTube引用)
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