毎年恒例のルミナリエです。
神戸ルミナリエとは、
阪神・淡路大震災犠牲者への鎮魂の意を込めると共に、都市の復興・再生への夢と希望を託して、大震災の起こった平成7年の12月に初めて開催しました。以来、震災の記憶を後世に語り継ぐとともに神戸の希望を象徴する行事として多くの皆様に支えられ、神戸の冬の風物詩として定着し
http://kobe-luminarie.jp/cont-01.htm
たものです。
作者からのメッセージ 25年目となる今年もまた、この神戸は賑わいます。 通りを埋め尽くす人々、空を見つめ、点灯の鐘の音を待つ人々。 25年前の記憶と、失った人々の思い出を胸に。 私たちの子供や、次の世代を担う若者に、私たちの物語、そして私たちの夢と希望を伝えるために。 震災から復興したこの神戸を、誇りに思うために。 兵庫、日本、そして全世界に向け、神戸ルミナリエの灯火が、今年も点灯します。 この光は皆さん一人ひとりの献身、努力、そして愛の象徴です。このルミナリエの光が、私たちの心に永遠に輝き続け、世界への希望のメッセージとなりますように。 ダニエル・モンテベルデ |
希望の光に導かれて、25年
http://kobe-luminarie.jp/cont-03.htm
単なるイルミネーションイベントではないことをまずご理解ください。

追悼の意を込められたイベントですので、メインは “希望の灯” です。
今年はイルミネーションで囲われていました。
いままでひっそりと輝いていたのですが、イルミネーションのアーチがあると目を引くので、良い試みだと思います。
さて、わたしは震災年生まれなので、当時の状況はもちろん知り得ないのですが、震災学習には特に力の入った学年でした。
感受性が強すぎるたちで、被害の大きかった地区でもあり、学校で触れた当時の映像や文章はトラウマのようになっています。
幼稚園勤務になり園行事で震災を扱うときも、直接経験していないにもかかわらず、直視できませんでした。
この時期、いろいろなところでルミナリエについて触れるのですが、「つまらない」や「大したことない」という心ない言葉が増えているように感じます。
イルミネーションだけを楽しみたいのなら、相応しい場所がたくさんありますので、ぜひそちらに行ってください。
神戸ルミナリエは、追悼と復興の象徴として開催されています。
多額のお金がかかるために賛否両論ありますが、1.17に心を寄せて訪れるひとがたくさんいるということ、どうぞ念頭に置いてください。
個人的には、費用や安全のために、規模の検討は必要だと思っていますが、続けられる限り続いてほしいと祈っています。

それでは、2019年神戸ルミナリエの写真をお届けします。
今年は奥行きのあるデザインでした。

回廊は立ち止まっての撮影が禁止されています。
今年はあたたかく、平日でも動員数は多めのようでした。

東遊園地のイルミネーションが、いつもとちがって小さい。
と思うとこちらも平面ではなく柱に。
中から見上げると面白かったです。

花時計が移設された広場。
タイミングよくイベントに居合わせました。
噴水を囲むイルミネーションがもう見られないのは残念ですが、新しい花時計広場にあったデザインだと思いました。

光の噴水に、かつての噴水広場を思い出します……。

こちらは募金をするといただけるカード。
会場では、存続のためにひとり百円の募金が呼び掛けられています。
毎年、これをみて去年のものを思い出しながら、ルミナリエを歩きます。
足を運ばれたかたは、ぜひ。
以上、神戸ルミナリエ2019でした。
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