◆ラデツキー行進曲(Radetzky March) / ヨハン・シュトラウス1世(Johan Strauss I/1804-1849)
シュトラウス1世は、19世紀ウィーンで流行したウインナ・ワルツの基礎を作りあげ、”ワルツ王” と呼ばれた。
しかし、息子であるヨハン・シュトラウス2世(Johann Strauss II /1825-1899)が父よりも有名になる。
そのうちに “ワルツ王” の名は2世を指すようになり、1世は “ワルツの父” と呼ばれるようになった。
◆ニューイヤーコンサートの定番曲
19世紀前半のオーストリアで活躍した貴族出身のラデツキー将軍を讃えて、晩年に作曲された愛国的行進曲。
それまで、シュトラウス1世といえば、ワルツ「ローレライ=ラインの調べ」だったようだが、この「ラデツキー行進曲」が初演されてからは、こちらが代表作となった。
毎年ウィーンフィルのニューイヤーコンサートでアンコールに演奏される、定番の曲で、冒頭のスネアドラムが印象的である。
◆ウィーンフィルによる演奏(YouTube引用)
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